婦人科
婦人科について
- 2023年10月より婦人科の診療体制が変わりました
- 平日は毎日(月曜~金曜)外来診療を受け付けています
- 平日はどの曜日を受診されても女性医師による診察が可能です
当院で取り扱う主な婦人科疾患
子宮筋腫、卵巣腫瘍などの婦人科良性疾患を中心に薬物療法から手術治療まで対応しています。月経痛や月経異常などの若年に多く見られる症状に対する治療から、更年期、さらに骨盤臓器脱(子宮脱など)の治療まで思春期から高齢女性まで幅広く対応いたします。
婦人科悪性腫瘍に対しては検査・診断には対応していますが、当科で対応できない疾患に関しては周辺の医療機関と連携しておりますので、ご紹介させていただきます。
診察内容・対応可能な疾患(例)
- 大阪市子宮がん検診
- 婦人科悪性腫瘍の検査・診断
- 月経異常
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 卵巣嚢腫(卵巣腫瘍)
- 更年期障害
- 骨粗しょう症
- 各種感染症 など
診療内容について
手術治療
主に低侵襲な手術治療を中心に行います。腹腔鏡下手術は日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(腹腔鏡)を中心として手術を行います。 腹腔鏡下手術はお腹にあけた3~4つの小さな穴(約5mm~1cm程度)を用いて穴の1つから腹腔内にカメラを入れ、手術を行う方法です。 現在多くの施設で腹腔鏡下手術が行われています。 当院では腹腔鏡下手術、さらにはお腹に全く傷をつけずに腟から腹腔内にアプローチする経腟的腹腔鏡下手術を取り入れています。 疾患の内容や分娩歴などにより全患者さん対象とはなりませんが、より低侵襲な治療が選択可能となっています。
また、当院にダビンチが導入され、ロボット手術も可能となりました。当科では他医療機関で数多くの手術執刀経験を積み、婦人科ロボット手術学会より指導医(プロクター)、米国インテュイティブ・サージカル社よりロボット手術の教育施設執刀医(メンター)に認定された医師が手術を担当します。
骨盤臓器脱(ウロギネコロジー)
ウロギネコロジー、英語ではUrogynecologyと書きます。Urogynecologyとは「泌尿器科と婦人科の中の専門的な領域のひとつ」となります。
「専門的な領域」とは何でしょうか?
具体的な疾患としては子宮脱があり、これは骨盤臓器脱といわれる疾患の1つになります。
骨盤臓器脱とは子宮脱をはじめ、膀胱瘤、直腸瘤、直腸脱といった骨盤内臓器の下垂を主とする疾患です。
「お風呂で体を洗っていると陰部にピンポン玉のようなものが触る」「股に何か挟まってるい感じがする」「何か下がってくる感じがする」「おしっこがしたいのに出づらい」などの症状があります。
また、くしゃみや重いものを持つと尿漏れをしてしまうような「腹圧性尿失禁」といった排尿に関わる疾患もこの「専門的な領域」に含まれています。 骨盤を支える骨盤底筋群のゆるみにより、このような疾患が発症します。
婦人科を受診すればよいのか、泌尿器科を受診すればよいのか、悩まれる方が多い領域です。また専門的な領域であるため婦人科や泌尿器科を受診されても、適切な診察や治療ができていない場合もあります。
基本的に良性の疾患ではありますが、治療する前に検査をすると子宮や卵巣にがんや卵巣嚢腫など治療すべき疾患が偶然発見されることもあります。
そのため当院では良性の疾患であっても、まずはしっかり検診も行った上で治療を開始させていただく方針にしています。
どこを受診したらよいのかわからず、ずっと悩まれていた方、他の病院を受診したが納得いく治療ができなかった方、手術しかない・手術ができないと言われ悩んでいる方、まずは一度当院を受診していただき、相談してみてはいかがでしょうか?
当院では他診療機関のウロギネセンターで中心となって治療を行い、数多くの治療経験、手術指導経験のある専門知識をもった女性医師が診察します。
保存療法から数多くの術式をカバーした選択肢の多い手術治療まで、幅広い治療をさせていただきます。
HPVワクチン外来
接種の申し込みについて
予約センター(06-6585-2729)までお電話ください。
2日前(同じ週の火曜日)12時までの予約が必要です。
当院ではHPVワクチンは、9価ワクチン(シルガード)を採用しています。
接種を希望される方は
お電話でご予約ください
- ワクチン外来は木曜の午後(13、14、15時)です。
- 希望日の2日前(同じ週の火曜日)12時までの予約が必要です。
接種費用について
公費助成
小学校6年生~高校1年生の女子は公費で接種できます。
2025年3月末まで1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性も公費接種の対象です。
自費診療
初回は、28,600円(面談料3,300円込み)です。
2、3回目は、25,300円です。
来院時のご注意
- 未成年の方は、保護者の方と母子手帳持参の上、ご来院ください。
- 問診表を記入していただきます。
- 医師による説明を行い、接種可能と判断された方の同意を得てワクチンを接種します。
- ワクチンを接種後、院内で30分ほど休んだ後、帰宅となります。
- 初回は来院から帰宅までに1時間半程度かかります。
接種後のご注意
- 接種後の注意事項に留意してお過ごしください。
- 疼痛や発赤など気になる症状があれば、ご相談ください。
- 初回から2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目を接種します。
子宮頸癌・HPVワクチン Q&A
- Q.子宮頸癌の原因は?
- A. 主にHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が続くことで、細胞が癌化して起こります。
HPVは、ほとんど性交渉で感染し、性交渉の経験のある人なら、80%以上の人が一生に一度は感染すると言われています。
また、HPVは、200種類以上の種類があり、子宮頸癌の発生に関するタイプは、16,18,31,33,45,52,58が約90%を占めています。 - Q.子宮頸癌の症状は?
- A. 不正出血、性交渉後の出血、腹痛などですが、初期は無症状であることも多いです。
- Q.HPVワクチンを接種するメリットは?
- A. HPVの中でも、子宮頸癌や外陰、腟の腫瘍になりやすいタイプの感染を予防します。
当院では、尖圭コンジローマ(腟や肛門の周囲にできる良性の腫瘍)になりやすいタイプの感染も予防する9価ワクチン(シルガード9)の接種を行っています。 - Q.接種の方法は?
- A. 初回接種、2ヶ月後、6ヶ月後の計3回、上腕への筋肉注射による接種を行います。
※9歳以上15歳未満の方は、初回接種と、6~12ヶ月後の2回接種も可能です。 - Q.副反応(ワクチン接種との因果関係が否定しきれない症状のこと)はどんなものがある?
- A. このワクチンを接種すると、接種後1~15日目までに副反応として主に、下記の様な症状が起こります。
注射部位の副反応:疼痛(90%)腫脹、紅斑(40%)
全身性:頭痛(15%)、発熱(5%)、悪心(4%))
※数日で自然におさまることが多いですが、気になる症状があれば、まずは当院にご相談ください。
症状により、専門機関にご紹介致します。 - Q.HPVワクチンを接種するには?
- A. 木曜日のワクチン外来を予約の上、来院して下さい。
ワクチンについての説明を受けていただき、医師が接種可能かを判断した後、ワクチンの接種を行います。
※当日接種できない場合があります
ワクチン接種後は、副反応の判定のため、院内で30分程度休んでいただき、問題なければ帰宅となります。 - Q.接種の費用は?
- A. 初回は、28,600円(面談料3,300円込み)です。2、3回目は、各25,300円です。
※接種の有無に関わらず、初回受診時は、面談料をお支払いいただきます。
定期接種対象(小学校6年生~高校1年生に相当する女子)の方は、公費で接種が可能です。
※2025年3月末までは、キャッチアップ接種の方(1997年4月2日から2008年4月1日生まれの女性)も公費で接種が可能です。 - Q.ワクチン接種後は、検診を受けなくてもいい?
- A. ワクチンを接種しても、子宮頸癌を100%予防できるわけではありません。
20歳からは、2年に1回の子宮癌検診を勧めています。
また、検診を受けていても、不正出血などがあれば、早めに受診しましょう。
婦人科の外来担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
婦人科 | 午前 9:00 | 11:00 | 塚原 稚香子 | 中川 美生 | 塚原 稚香子 | 中川 美生 | 中川 美生 |
午後 13:00 | 15:00 | ー | ー | 塚原 稚香子 | 中川 美生
担当医 (要予約) HPVワクチン外来 | ー |
- 青字は専門診療科目、赤字は再診予約の方のみとなっております。
- 赤マス(-印)の日は休診日です。
- HPVワクチン外来は、予約が必要です。詳しくは、婦人科をご確認ください。
- 全診療科で予約診療制度を導入しています。
- 初診・再診に関わらず、予約センターにて診療予約が可能です。
(予約センター直通電話番号:06-6585-2729) - 都合により、休診または代診となる場合があります。ご了承ください。
婦人科 医師紹介
- 婦人科
- 骨盤臓器脱
- 腹腔鏡手術
- ロボット手術
- 日本産科婦人科学会専門医・指導医
- 日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医(腹腔鏡)
- 日本内視鏡外科学会 技術認定医(産科婦人科)
- ダビンチサージカルシステム認定医(Si・Xi)
- ダビンチサージカルシステムプロクター認定医
- ダビンチサージカルシステムメンター認定医
- 母体保護法指定医
- 日本産科婦人科学会
- 日本産科婦人科内視鏡学会
- 日本内視鏡外科学会
- 日本婦人科ロボット手術学会
- 日本ロボット外科学会
- 日本女性医学学会
- 日本女性骨盤底医学会
- 日本骨盤臓器脱手術学会
- 日本産婦人科手術学会
- 婦人科
- 産科
- 婦人科腫瘍科
- 日本産科婦人科学会専門医
- がん治療認定医
- 日本肉腫学会認定医
- 日本産科婦人科学会
- 日本婦人科腫瘍学会
- 日本肉腫学会
- 日本臨床細胞学会
- 日本周産期・新生児医学会