がん拠点病院

がん拠点病院

多根総合病院は
大阪府がん診療連携拠点病院の指定を
受けております

大阪府がん診療拠点病院について

患者様が安心して医療を受けられるように、相談窓口を設けています。

大阪府指定大阪府がん診療拠点病院
  1. 府民の皆様ががんに罹患したときに質の高いがん医療を受けることのできる医療機関を選択できるよう、わが国に多い5つのがん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん及び乳がん)の診療等に関して指定要件を充足した病院を、がん診療拠点病院として公表しています。指定を受けた病院においては、がん診療状況等を公開し、がん医療水準の向上に努めることとなっております。
  2. これらの拠点病院は、相互に連携して、がん治療水準の向上に努めるとともに、緩和ケアの充実、在宅医療の支援、がん患者・家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供等の機能を備え、地域におけるがん医療の充実に努めております。

どんな病院が指定を受けているのか

大阪府指定大阪府がん診療拠点病院国拠点である、大阪府立成人病センターを中心として、各医療圏に配置されます。
※地図をクリックすると拡大してご覧いただけます。

→大阪市のがん診療拠点病院はこちら

→大阪市の緩和ケア医療機関リストはこちら

がん登録における2022年疾患別診療実績件数

原発部位別件数

2022年がん登録原発部位別内訳

部位別年齢別内訳

2022年原発部位別・年代別内訳

部位別男女割合

2022年原発部位別進展度分類

居住地域割合

2022年疾患別化学療法実施件数

当院の2016年度疾患別診療実績は以下の通り。
( )内の数値は、そのうち疑いを表しています。

肺がん 113(5)件 胃がん 209(23)件
肝がん 102(1)件 大腸がん 389(51)件
乳がん 87件 膀胱がん 133(6)件
食道がん 57(1)件 前立腺がん 134(45)件
脳腫瘍 悪性44(1)件 、良性29(2)件

キャンサーボード

[cancer board = 「がんの評議委員会」という意味]


がんの3大治療方法当院では、大阪府指定がん診療拠点病院として地域医療における“がん診療”の中核病院として、定期的にキャンサーボードを開催し、がん治療の質の向上に努めています。

キャンサーボードとは、がんの3大治療法である、“手術”、“放射線療法”及び“化学療法(抗がん剤)”に携わる専門的な知識や技能を有する医師や、その他の専門医師及び医療スタッフ等が参集し、がん患者の症状、状態及び治療方針等を意見交換・共有・検討・確認等するためのカンファレンスのことをいいます。
がん治療は、それぞれの領域の進歩は非常に早く当該診療科だけの知識や経験だけでは必ずしも最良の医療を提供することができない状況があります。

急速な高齢化に伴ってがんにかかる人が増える一方、診断や治療の進歩で、がんが“不治の病”から長く付き合う慢性病に変わってきたため、がんを患った患者さまによっては、患者さまが安心して暮らすために、状態が良くても将来的な生活の質向上を考え、早期から緩和医療の選択が有効な場合もあります。
このように、当院では1人の患者さま、ひとつの症例に対して多職種による治療の方針を議論し、最善の治療方法を決定します。
当院のキャンサーボードには、外科、内科、緩和ケア科、放射線診断科、放射線治療科、外来化学療法室など診療科や部署の垣根を越えて医師(専門医)、看護師(認定看護師)、薬剤師(認定薬剤師)、診療放射線技師(医学物理士、専門技師)、ソーシャルワーカーなど多くの専門のスタッフが参加し、患者さまを取り巻く専門の医療スタッフが一同に介して患者さんのがん治療について検討しています。

がん相談支援への取り組み

患者様相談窓口の設置

当院では、がん治療を受けながら日常の生活や仕事に関するお悩み相談をお受けしています。
例えば

  • 診断を受けたあとも、治療しながら働けるのでしょうか?
  • 会社に病名を伝えたら、退職をすすめられないか不安です。
  • どれくらい回復したら復職できるのでしょうか?
  • 休職期間中の治療費や生活費のことがとても心配。

当院では、上記のようなお仕事への不安から生活についての心配事を相談できる窓口として 患者様相談窓口を設置しています。
専門の担当員が居りますので相談いただけます。お気軽にご利用ください。

がん対策応援団

がん対策応援団(患者・市民パネル)を募集しています。(国立がん研究センターがん対策情報センター事業)
国立がん研究センターがん対策情報センターでは、がん患者、ご家族、市民のそれぞれの立場から、わが国のがん対策についてがん対策情報センターへ提言、 またがん対策にかかわる情報を周囲のみなさまに広報していただく、いわば「がん対策応援団」の役割をしてくださる『患者・市民パネル』の平成29年度のメンバーを募集しています。
詳しくは国立がん研究センターがん対策情報センターのサイトをご覧ください。
こちらから
※2017年1月15日で募集は締め切りました。
また、国立がん研究センター がん情報サービスはこちらから

臨床試験

臨床研究

診療科 がんの種類 担当 概要
泌尿器科 前立腺癌 細川 幸成 前立腺がん患者の診断時背景因子と初期治療及び治療経過に関する実態調査

緩和ケア研修会修了受講者

一般型研修会として「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」(平成20年4月1日付け健発第0401016号厚生労働省健康局長通知)に準拠した内容である。

診療科 氏名
外科 丹羽 英記/刀山 五郎/小川 淳宏/小川 稔/森 琢児/廣岡 紀文
消化器内科 浅井 哲/藤本 直己/赤峰 瑛介/一ノ名 巧/竹下 宏太郎
泌尿器科 細川 幸成
放射線治療科 石井 健太郎/荻野 亮

PDCAサイクルの確保

がん診療拠点病院ではがん診療の質的向上のために、PDCAサイクル(※)を確保し、組織的な改善策を講じるよう求められています。当院もこれに取り組み、その実施状況については大阪府下のがん診療拠点病院において、情報共有と相互評価を行っております。

詳しくはこちらから。(外部リンク:大阪府がん診療連携協議会

※ PDCAサイクルとは、事業活動での品質管理などの継続的改善手法の一つで、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)の 4段階を繰り返すことによって、発展的かつ円滑に業務の質を向上させることを目指しています。

お知らせ

『緩和ケア研修会開催』について。
この度当院では、『第5回多根総合病院緩和ケア研修会』を開催することとなりました。
当研修会は、厚生労働省が定めた「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」(平成20年4月1日付け健発第0401016号厚生労働省健康局長通知)に準拠した内容であると共に、大阪府が定めた「大阪府がん緩和ケア研修会実施要綱」(平成22年11月1日付健第2523号大阪府健康医療部長通知)に準拠した内容となっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
※募集定員に達しましたので申込は締め切らせていただきます。

『がん患者・家族交流会 プラタナスサロン』のご案内。
年6回、14:00から15:30まで多根総合病院・4階講堂で『がん患者・家族交流会 プラタナスサロン』を開催します。 ~日々の心配事や不安な気持ち、自分自身の経験してきたことをひとりで抱え込まずみんなで共有しましょう~
詳しくはこちらをご覧ください。

患者相談窓口・がん相談支援センター

患者様が安心して医療を受けられるように、相談窓口を設けています。

患者相談窓口・がん相談支援センターでは、患者様からのさまざまなご相談をお受けしています。相談内容に応じて、適切な職種との連携により対応致します。

相談窓口

たとえば、
医療費・成果費の心配。
退院後の療養の不安
かかりつけ医の紹介
がんに関わる質問相談
当院での診療について意見・相談
診療情報の開示(カルテ開示)
セカンドオピニオンについて

相談イメージ

この、問題や不安を解決できるように相談をお受けします。

相談をご希望の方は、1階 患者相談窓口・がん相談支援センターに直接お越しになるか、病棟スタッフステーションにお尋ねください。

窓口担当者 看護師
場所 1階 患者相談窓口・がん相談支援センター(医療情報コーナー横)
相談時間 月~金 9:00~17:00
※土・日・祝日・年末年始を除く